英国に到着　在庫管理システムへ

クックスハーフェン、そしてより巨大な自動車運搬船で韓国から直接やってきたキアのクルマは、まずイミンガムの埠頭に到着する。そこから数km離れたこのスタリンバラまでは仮ナンバーをつけて自走で運ばれるが、ここの担当はオークション会社のBCAだ。

クルマはまずかんたんな全体検査をうけたあとキアの在庫管理システムに登録され、種々雑多で膨大な在庫の中から探し出せるように無線IDタグの発行をうける。1万5000台にものぼる在庫車から目的のクルマのありかを探すための特殊兵器は、無線探知器がついたソウル（同社のサブコンパクトカー）だ。

7年の保証期間を示すステッカーを貼ってホイールに盗難防止用ロックナットを取りつけたら準備完了といいたいところだが、5分の1ほどのクルマは販売店で納車前検査（PDI）を受けるのがふつうだという。そして、それこそがここでのお目当てなのだ。

われわれが追ってきたローンチ・エディションのシードはもう在庫管理システムに入ってしまったので、代わりにおなじ青色のもう1台を見ていこう。こちらはやや下級となる「3」グレードのオートマティック版だ。

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