空飛ぶクルマ、先着90台 PAL-Vリバティ・ローンチ・エディション公開 ジュネーブ
公開 : 2019.03.11 19:10
パイロット・ライセンス、もちろん必要
リバティは3つの車輪と、ルーフに折り畳み式のローターブレードを持つ。本質的には2基のエンジンを備えたオートジャイロだ。ロータックス製エンジンをベースにしたデュアル・ドライブトレインは、1基のエンジンが走行用、そしてもう1基が飛行用だ。ルーフに備わる無動力の大型ブレードで浮遊し、エンジンで駆動する後方のブレードで推進する。
PAL-Vには低いサスペンションと傾斜した2人乗りのコクピットが備わる。
走行モードから飛行モードへ、またはその逆に変換するには、PAL-Vによれば5分から10分かかるという。ローターマストは自動で展開するが、ドライバーはテールセクションを引き出さなければならない。2つのローター・ブレードが展開し、プロペラを引き出したら飛行準備完了だ。
もちろん、パイロット・ライセンスも必要だ。また、どこでも離陸したり着陸したりできるわけではない。PAL-Vによると、リバティが離陸するためには90〜200×200mの障害物のない空間が必要だという。小さな滑走路や飛行場、グライダー場などが最も適当だ。