ランチア ホモロゲーションモデル数台、オークション登場 うち3台を紹介
公開 : 2019.03.12 11:40 更新 : 2020.12.08 18:39
ランチアのラリーカー3台がエッセンで開かれるRMサザビーズのオークションに登場。1985年のデルタS4ストラダーレ/1982年のランチア・ラリー037ストラダーレ/1975年のランチア・ストラトスHFストラダーレです。いずれも希少かつ好コンディションです。
もくじ
ー デルタS4インテグラーレ
ー ラリー037ストラダーレ
ー ストラトスHFストラダーレ
デルタS4インテグラーレ
多くの夢見る少年少女の憧れの的であったランチアのラリーカー3台がエッセンで開かれるRMサザビーズのオークションに登場する。
一番の注目を集めると予想されるのは1985年のデルタS4ストラダーレ。200台限定で生産されたうちの1台で、落札予想価格は45万ポンド(6500万円)から50万ポンド(7228万円)となっている。
伝説的なグループBのホモロゲーションモデルたちは4月にエッセンで開かれる2日間のオークション、テクノ・クラシック・エッセンに登場する。そして今紹介したデルタS4ストラダーレも数台出品されるランチアのラリーカーの1台にしか過ぎない。
スペースフレーム構造を採用したフレームを持ち、当時としては最先端のビスカスカップリングを用いたセンターデフが組み合わさった四輪駆動システムを採用。心臓部には1.8ℓ直列4気筒ツインチャージャーエンジンを搭載している。
今回出品される個体は非常に程度が良いものだ。生産から35年経っているにも関わらず、走行距離はたったの2196km。イタリアで登録されて以来、フランスやドイツなどのオーナーの元に渡ってきたが、昨年の夏にイタリアにまた戻り、整備を受けた。
レッドの外装にタンのアルカンターラレザーで仕立てられた内装は非常に際立つ。元のコンディションを保つ書類やツールキット、本なども付属する。