続報 次期フィアット・パンダか 最も安価なバッテリーEV、2021年に登場へ
公開 : 2019.03.12 12:05
フィアットが先日発表した「チェントヴェンティ・コンセプト」。それをベースに開発した新型パンダが2021年ごろに登場するのでしょうか。すべては今回の反響を見たフィアットの判断にかかっています。
次世代のフィアット主力車種か
フィアットが先日、ジュネーブ・モーターショーで発表した「チェントヴェンティ・コンセプト」。もっぱらフィアット・パンダの後継モデルになると騒がれている。
フィアットトップのオリヴィエール・フランソワがこの計画を最初に知ったのは4年前。当時は「CC4(=シティー・カー、第4世代目)」というコードネームが付与されていた。
ミニマリズムなデザインに基づきながらもシティーカーとしてクールなルックスを保ちつつ、厳しい排ガス規制に適合できない場合の罰金を避けるためにFCAグループが打ち出した電動化計画にそったモデルだ。
「フィアット特有のエッセンスを実現すると同時に、排ガス規制に課せられる罰金を回避し、電動化計画の一旦を担うことがこのクルマを後押ししています」とフランソワは語る。
「このクルマが情熱を持って開発されたのを知っているため、わたしはエッセンスを優先したいと考えています」
フィアット創立120周年を記念して名付けられたコンセプト・チェントヴェンティは、FCAグループが新たに開発したEV専用プラットフォームを用いて開発されるだろう。
来年のジュネーブ・モーターショーでの発表が予定されている次期500の電気自動車版はこのプラットフォームを採用するとみられる。フランソワもこれら2車種がプラットフォームを共有することはあり得るが、確定ではないと話した。