続報 次期フィアット・パンダか 最も安価なバッテリーEV、2021年に登場へ
公開 : 2019.03.12 12:05
5分で装着可 追加バッテリー
全長3680mm、全高1527mm、全幅1846mmのチェントヴェンティはカスタマイズ性やアップグレード性を重視するとみられる。ベースとなる形は約100kmの航続距離を持つバッテリーを搭載することをフィアットは提案している。
床下には3つ、運転席の真下には1つ搭載できるバッテリーを追加で購入、またはレンタル利用することが可能で、航続距離を最大で約500kmまで伸ばすことができる。これらバッテリーの搭載はガレージ内で行なったとして、たったの5分で可能だとしている。
通常のシートに加え、ベビーシートやラップトップ用テーブルなどの内装のオプションも展示されていた。内蔵されている10インチのディスプレイに加え、スマートフォンやタブレットを接続して併用することが想定されているが、従来的な20インチのデジタルダッシュボードも選択可能。
内装のみならず、4色のルーフやバンパー、ホイールキャップ、ラッピングなども用意し、カスタム性も非常に優れている。ルーフは脱着式で、そこからサンルーフやソフトトップ、ラゲッジラックなどの多種多様なオプションに変えることが可能となっている。
リアゲート下に装着されているディスプレイ用に50Wの電力を発電するソーラーパネルも搭載可能なオプションとして用意される。そのディスプレイはSNS経由で受け取ったメッセージや広告などを表示できるとしているが、停車時のみ表示する設計だという。
FCAグループ全体のパーツを担当するモパーも114種類のアクセサリーの生産を担当する。フィアットによれば、このクルマ自体がEコマースをベースとした新たなビジネスモデルになり得ると期待している。