カーボン製ボトルのシャンパン、飲んでみた F1表彰台の名物
公開 : 2019.03.12 19:25 更新 : 2019.03.15 09:07
F1の表彰台でシャンパン・ファイトに使われるシャンパンが注目を集めています。シャンパーニュ生まれなのはもちろん、ボトルが名前のとおりカーボン・ファイバー製(!)。F1ファンはもちろんクルマ好きには見逃せません。
もくじ
ー F1にシャンパンが帰ってきた
ー ボトル 1週間かけて完成
ー 日本でも発売中、価格は4万8000円〜
F1にシャンパンが帰ってきた
F1グランプリの表彰台で行われるシャンパン・ファイトは、レースの最後を飾る大事なセレモニーだ。20世紀末はモエ・エ・シャンドンが担当し、21世紀に入るとマム・コルドン・ルージュが使われていたものの2015年で契約が終了。その後再びモエ・エ・シャンドンと契約したが、オーストラリア製の「シャンドン・ブリュット」が使われ、シャンパーニュ製でないため「シャンパン・ファイト」と謳えなくなってしまった。
こうしたなかで、再びシャンパンがポディウムに復活したのだ。その名は「シャンパン・カーボン」である。シャンパーニュの主要生産地のひとつであるヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のシャンピヨン村で、5代にわたって高貴なシャンパンを送り出してきたブランドである 「シャンパンドゥヴァヴリー」が送り出したもの。
ドゥヴァヴリー家の5代目であり、ランボルギーニやフェラーリのテストドライバーであったモータースポーツ愛好家のアレクサンドル・メアが、最先端のメカニズムで製作されるF1マシンやスーパースポーツカーにインスパイアされたカーボン・ファイバー製のボトルに、最高級のシャンパンを詰めるアイデアを実現したのが「シャンパン・カーボン」なのである。