新型プジョー508(日本仕様)を解説 ガソリン、ディーゼルの価格/スペック/内装/サイズ
公開 : 2019.03.20 14:00 更新 : 2019.04.09 22:43
新型プジョー508のシャシー
車体構造は、電動化を見据えたPSAの主力プラットフォーム「EMP2」。これにアクティブサスペンションを組み合わせている。プジョーらしい、しなやかな乗り心地とダイナミックなハンドリング、静粛性を兼ね備えたライドフィールは、「Dセグメントをリードする新たな高み」と同社は胸を張る。
最大の特徴は、新しい溶接技術の導入/計24mの構造用接着剤を併用したこと。これにより卓越した剛性と耐久性を確保した。
軽量化については、前フェンダー/前サスペンション/リアシート骨格にアルミニウム合金を採用。さらにトランクフロアとテールゲート下部に複合素材を使用するなど積極的に進め、先代モデル(同装備)と比べて、平均70kgの減量を果たしたという
搭載エンジンに合わせて個別のセッティングを施したサスペンションは、プジョー初となる電子制御アクティブサスペンションを全車に装備。走行状況、路面に応じてダンパーの減衰力をリアルタイムに制御し、高いレベルで乗り心地とハンドリング、ロードホールディングを両立させる。
またリアにマルチリンク式を搭載したほか、フロントストラットタワーにはクレードル構造を採用し、動作を最適化している。最小回転半径が、従来型の5.9mから、5.5mに改善されたのもトピックだ。