小さくても魅力的 小排気量車カウントダウン 前編 セブン160にカプチーノ
公開 : 2019.03.30 05:50 更新 : 2021.01.30 21:28
フィアット・ヌォーヴァ500:479cc
フォルクスワーゲン・ビートルがドイツのモータリゼーションを牽引したのと同様に、イタリアを引っ張ったのはフィアット・ヌォーヴァ500。ビートル同様に空冷のリアエンジンで、リリース当時のエンジンは直列2気筒の479cc。程なくして排気量は499ccへと拡大され、若干だがパワーアップと柔軟性を獲得している。この499ccモデルは1975年まで製造が続けられた。
ヌォーヴァ500の小さなエンジンが発生した最高出力は18psというささやかなものだったが、アバルトがチューニングした695ccの695SSは40psを発生させていた。エンジンは非力でも、車重は500kg程度しかなく、ミニクーパーのライバルにもなるホットハッチでもあった。
後編ではシトロエン2CVの357ccから順を追っていく予定だ。