小さくても魅力的 小排気量車カウントダウン 後編 ホンダN360にBMWイセッタ

公開 : 2019.03.31 05:50  更新 : 2021.03.05 21:42

 

ハインケル・キャビンクルーザー:174cc

1950年代に増殖することになった多くのバブルカーは2ストロークエンジンを搭載していたが、ハインケル・キャビンクルーザーは174ccの単気筒4ストロークエンジンを搭載していた。後に198ccに排気量は増やされているが、4ストロークエンジンはメンテナンス性で優れ、2ストロークエンジンのようにエンジンオイルを混ぜた混合燃料は必要なく、ドライバーにとっては好都合だった。

ハインケルはドイツで誕生したメーカーだが、生産工場はアイルランドに移され、後にイングランドにも工場を構えることになった。非常によく組み立てられており、狭い車内に詰めて座ることになるとはいえ、家族4人が乗ることができた。1956年から1965年にかけて、ハインケル・キャビンクルーザーは2万3000台が生産されている。

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