フォルクスワーゲン 米国証券取引委員会が、ディーゼル問題で提訴

公開 : 2019.03.22 06:40

VWのディーゼル問題で、また新たな訴訟が米国で起こりました。偽りの発表を行って投資家を騙したと訴えられています。VWは徹底的に争う構えです。

投資家を欺き数億ドルの利益か

米国証券取引委員会(SEC)は、フォルクスワーゲンと前CEOのマーティン・ヴィンターコルンを、ディーゼル排ガス不正問題の対応で投資家を欺いたとして提訴した。同社はこの訴えに対し「徹底的に」争う構えだ。

SECによると、この提訴はフォルクスワーゲンが2014年4月から2015年5月の間に行った130億ドル以上の起債に対するものであるという。この期間、フォルクスワーゲン・グループは販売するディーゼル・エンジン搭載車に「無効化装置」を取り付けることで排ガス量を実際より低く偽り、排ガス試験をパスしていたことが当初の研究で明らかになった。

SECはフォルクスワーゲンが投資家を騙す意図で、財務状況や車両の品質、環境保護規制に関して、誤解を招く発表を行ったと訴えている。

「排ガス不正行為を隠すことによって、フォルクスワーゲンは同社の株式市場における評価額を高く維持させ、数億ドルの利益を得た」としている。

本件について、フォルクスワーゲンからもコメントが届いている。

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