新型プジョー508 GTライン(日本仕様)試乗 内装/サイズ/価格を評価
公開 : 2019.05.03 09:50
新型プジョー508(ガソリン車)の試乗記です。5ドアとなった新型。1.6ℓターボ+8速ATというパワートレインに、アクティブサスペンションを全車標準装備します。写真40枚でレポート。
もくじ
どんなクルマ?
ー 5ドア・ハッチバックに
どんな感じ?
ー 内装/エンジンは?
ー ガソリン仕様の加速/巡航
ー 乗り心地、ドライブモードは?
「買い」か?
ー 価格以上の価値 国産派にも
スペック
ー プジョー508 GTラインのスペック
どんなクルマ?
5ドア・ハッチバックに
SUVやミニバン等の台頭もあり、乗用車の多様化は進むばかり。その中でセダンの存在意義はどうなるか。ひとつの解答がスポーツ&スペシャリティ志向の強化である。
深く前傾したリアピラーや大きく張り出したフェンダーなど、新型となったプジョー508は現在のセダンのトレンドを取り込んだ外観デザインとなっていた。ただ、あざとい感じはしない。
ファストバックスタイルを採用しているが、後席や荷室周りを切り詰めたプロポーションではない。ルーフ後端は後席頭上まで届き、ロングキャビン/ショートデッキによりボディ後半分をクーペ風に仕上げている。
試乗したGTラインにはOP(フルパッケージ)に含まれるパノラミックルーフが装備され、その開閉機構を収納した天井の張り出しが気になったものの、デザインのために後席の居心地を犠牲にした印象はない。大きく開口したサイドウインドウとともに寛ぎの時間を過ごせる居心地が確保されている。
なお、ボディ形状は3BOX型の4ドアから5ドアHBへと変更。ファストバックスタイルと実用性の融合を考えれば当然だろう。
全長はBMW 3シリーズよりも少し長い4750mm。寸法諸元は国産車ではアテンザ・セダンが近いが、それでも100mm以上コンパクト。タウンユース向けとは言い難いが、日常用途から長距離用途まで対応するプレミアムセダンとしては手頃なサイズである。