ボルボ全車、車内カメラ導入へ 2020年代初頭〜 飲酒/薬物使用者の危険運転に一石

公開 : 2019.03.22 16:35

ボルボが2020年代初頭から、全車に「車内カメラ」を導入します。飲酒/薬物使用者の危険運転を減らすための新たな一手として、注目を集めています。

安全性のリーダー 次の一手

ボルボ・カーズが、死亡重傷事故をなくすという目標に向けて、また新たな一歩を踏み出すことを明らかにした。飲酒/薬物使用による酩酊/注意散漫が引き起こす事故を、減らしていこうという試みである。

同社は、交通の安全を阻害する要因として、「飲酒や薬物使用による酩酊」および「注意散漫」といった2つの問題に注目。NHTSA(国家道路交通安全局)の統計では、2017年の米国における全交通死亡事故数の約30%が飲酒や薬物使用による酩酊が原因となるものだった。

ボルボ・カーズは今後、車内カメラやドライバーを監視するセンサーなどを設置していくと発表した。飲酒や薬物使用による酩酊または注意散漫であることが明らかなドライバーが、車両の発する警告信号に反応せず、死亡や重大な怪我に至る事故を起こす危険性がある場合は、運転に介入できるようにするのだ。

運転への介入には、「最高速度を制限する」、「Volvo on Callアシスタンス・サービスに警告を発する」、「そのクルマを自動で減速させて安全に駐車させる」ことが含まれる。

車内カメラの設置について、ボルボ幹部のコメント、導入時期についての情報が届いている。

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