ボルボ全車、車内カメラ導入へ 2020年代初頭〜 飲酒/薬物使用者の危険運転に一石

公開 : 2019.03.22 16:35

次世代アーキテクチャーと同時導入

同社のヘンリック・グリーン研究開発担当上級副社長は、次のように語っている。

「安全性に関して言えば、事故が差し迫り、避けられないときの影響を緩和するという方法ではなく、事故を完全に回避することがわたし達の目的です。そのために、カメラを通じて死亡事故や重大な怪我を引き起こす可能性のある行動を監視するのです」

このような危険を招く行動の例としては、「長時間にわたりステアリングの操作が全くない」、「ドライバーが長い時間にわたり目を閉じているか路面を注視していない」、「走行中の車線を逸脱するほどの蛇行運転をする」、あるいは「反応時間が極端に遅い」などが挙げられる。

2020年代初頭の次世代スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー2(SPA2)プラットフォームの導入と同時期にすべてのボルボ車にカメラが導入されるという。カメラの正確な台数や車内のどの位置に設置するかについては、これから明らかにしていく予定だ。

本日の発表は、既報の「最高速度は180km/hに ボルボのすべての新型車、2020年から」とともに、ボルボの安全哲学の新しい形として注目を集めるだろう。

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