英国の見方 ポルシェのカイエン・クーペ投入 タイミング、正しいと思える理由

公開 : 2019.03.25 12:09

ポルシェがようやくクーペSUVの市場に参入しました。そのタイミングは正しかったと、AUTOCAR編集者のジム・ホルダーは語っています。確かに、もっと早すぎたら大きな非難や嘲笑を浴びていたかもしれません。

もくじ

カイエン・クーペ 絶妙のタイミング
クーペ、カイエンの25%を占めると予想

カイエン・クーペ 絶妙のタイミング

BMWが10年以上も前にX6で開拓したクーペSUVの市場に、ポルシェもようやく参入してきた。

だがおそらくポルシェがカイエン・クーペを発表したタイミングは(いつものように)正しい。

早期に参入したメーカーは嘲笑を浴びた。その間にポルシェの名前はSUVの市場ですっかり一般的になった。そして世界的な流行は、ロシアや中国のような先鋭的な市場よりむしろ、クーペSUVに対して開けている。つまり、大きな成功が手が届くところに来ているというわけだ。

また、ポルシェがそのデザインを上手くやったことも確かだ。スタイリングをまとめあげたマイケル・マウアーは、このクーペがカイエンよりもずっとポルシェのスポーツカーの伝統と相性が良いと語っている。

傾斜したウインドスクリーンやなだらかに下降するルーフはスポーツカー的で、わずかに拡げられたリアのトレッドによって膨らんだフェンダーは、911ファンからも愛されるだろうとマウアーは指摘する。

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