初代ロードスター(NA)、値上がり傾向 2代目NBが狙い目に 中古購入の注意点
公開 : 2019.04.28 07:50
マツダMX-5(NB)の中古車 購入時の注意点
エンジン
9万6000kmでタイミングベルトの交換が必要であり、運が良ければ、同時にウォーターポンプも交換されている場合がある。
重大な問題とはならないが、カムカバーからのオイル漏れと、ふたつある点火コイルが原因のミスファイアの有無は確認しておいた方がいいだろう。プラグコードには定期的に不具合が発生する。
ギアボックス
高回転まで回した時に、盛大な異音がするようであれば、クラッチ交換などの際にトランスミッションが正しく取り付けられていないことが原因だが、トランスミッション脱着の際にアライメントが必要となることを知っている修理工場は少ない。
後期モデルではゴム製ダンパーが採用されており、6速ギアボックスのシフトスピードは、5速マニュアルに劣る。プロペラシャフトジョイントの異常に関しては、バックにシフトして音を確認してみる必要がある。
サスペンション・ステアリング・ブレーキ
タイヤの偏摩耗はアライメントの狂いが原因の可能性があり、各輪で個別の調整が必要となる。サスペンションブッシュは見た目が劣化していても、問題となることはほとんどない。ブレーキキャリパーピストンの固着と、減速帯によるスプリングへのダメージをチェックする必要がある。
ボディ
初代よりも2代目のほうが錆びの問題が大きい。リアフェンダーの錆は容易にチェックできるが、内部から錆が進行するサイドシルは慎重な確認作業が必要となる。さらに、フロントシャシーレールにはより錆が発生しやすい。
NAとは違い、衝突安全性を高めるべく2重ボックス構造が採用されたことで、湿気が内部に留まりやすく腐食の原因となる。
ボディ表面の錆はパネル裏側やリアのサブフレーム、サスペンションアームにまで達する可能性がある。ボンネットにも飛び石が原因の錆がないか確認しよう。
インテリア
シートのヘタリとアームレストへのダメージは要チェックだ。