三菱デリカD:5 公道で試乗 内外装/安全装備を更新 設計の古さも散見
公開 : 2019.03.25 19:10 更新 : 2021.09.11 00:20
内外装のデザインと安全装備
ボディの基本デザインは改良前と同じだが、フロントマスクは大幅に変更された。LEDヘッドランプがグリルの両脇に2列に配置され、外側は5灯のロービーム、内側には4灯のハイビームが縦方向に並ぶ。個性的で迫力の伴う顔立ちになった。
車内の広さは以前と同じだが、インパネは改良を受けて上質だ。形状が立体的になり、ソフトな素材を使ってステッチ(縫い目)も施されている。グローブボックスの上側に装着していた収納設備は省かれたが、見栄えは良くなった。
インパネの中央には光沢のあるブラックのパネルが備わり、ATレバーや4WDのダイヤルスイッチが収まる。この造りや操作性も良い。
安全装備も進化した。eアシストは、ミリ波レーダーと単眼カメラをセンサーに使い、歩行者も検知して緊急自動ブレーキを作動させる。車線逸脱の警報、ヘッドランプのハイ/ロービームの自動切り替えも可能だ。
複数車線の道路でドライバーの死角に入る後方の並走車両とか、後退時に左右方向から接近する車両を検知して知らせる機能も用意した。Gパワーパッケージにはオプション、P(標準ボディのみに設定)には標準装着される。
運転支援の機能としては、全車速追従型のクルーズコントロールが全車に備わる。作動中にはドライバーのペダル操作が軽減される。
このほか、衝突時の被害を軽減させるサイド/ニーエアバッグを全車に標準装着した。