3代目スズキ・ジムニー 中古車購入の注意点 高い信頼性 ソフトトップには注意

公開 : 2019.04.30 07:50

オートマティックは丈夫 優先すべきはコンディション

そうした噂は、ハードトップ仕様のジムニーを求めるひとびとにまで影響しそうなものだが、少なくとも、1度でもソフトトップ仕様で痛い目にあった専門ショップであれば、ソフトトップを在庫車両に持つことはなく、下取り車両としてしか取り扱ったりはしない。

そして、ハードトップのジムニーと同じくらいのプライスタグを掲げているにもかかわらず、ソフトトップであるがゆえに税金と保険料は高く、さらに、約500ポンド(7万2000円)の出費となるルーフ交換も必要となる。

モデルライフを通じて、ジムニーには唯一1.3ℓガソリンエンジンだけが積まれている。発売以降、そのパワーは79psに留まっていたが、2005年には84psへとパワーアップを果たすとともに、全域でのトルク向上を図るべく、可変バルブタイミング(VVT)が採用されている。

その結果、高速走行時の快適性が増すとともに、オフロードにおける低速ピックアップも向上しているが、その違いは僅かなものだった。

エンジンパワーに関係なく、すべてのジムニーが伝統的なラダーフレームシャシーを採用しており、ハイとローを備えたパートタイム式四輪駆動システムとともに、リア駆動だけを選択することもできた。

オートマティックのジムニーを侮ってはいけない。丈夫なギアボックスであり、そのスムースな変速マナーは、ジムニーをより静かで快適なモデルにもしている。この小型4×4モデルの乗り心地改善に寄与するのであればなんでも大歓迎だ。

2009年までは、ルーフレールとパワーウインドウ、電動格納式ミラーを備えたJLXがもっとも人気だったが、2009年以降、現在ではより馴染み深いSZ3とSZ4へとグレード名が変更されており、SZ4ではアルミホイールとエアコン、ハーフレザートリムが標準だった。

ナビとバックカメラはオプションであり、こうした装備はあるに越したことはないが、それでも優先すべきはコンディションだろう。

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