新型BMW X5(日本仕様)に、ETC2.0車載器内蔵インナーミラー採用 パナソニック
公開 : 2019.03.25 18:40 更新 : 2021.03.05 21:32
先ごろ日本発売されたBMW X5新型。インナーミラーは、ETC2.0車載器内蔵タイプで、パナソニックとスペインの部品サプライヤーによる協業開発品です。
パナソニック、フィコサの協業開発
パナソニックの「ETC2.0車載器内蔵インナーミラー」が、新型BMW X5(日本仕様)に標準装着品として採用された。
本ETCミラーは、パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社と、スペインのフィコサ・インターナショナルS.A.(以下、フィコサ社)との協業開発による新製品。前者は、大画面ナビの「ストラーダFシリーズ」やポータブルナビの「ゴリラ」でお馴染み。後者は自動車部品/システムサプライヤーとして知られている。
2社は2015年より協業を開始し、2017年にパナソニックがフィコサ社を連結子会社化した。今回発表されたのは
電子インナーミラー
テレマティクス・コントロール・ユニット(TCU)
に次ぐ協業開発品で、フィコサ社が持つミラー技術と、パナソニックのETC無線通信技術を融合させて生まれたもの。
ETCミラーは、インナーミラーにETC2.0車載器を内蔵することで、ドライバーの視界を妨げることなくETC装着が可能。ETCカードはミラー側面から挿入し、ミラー内部に収納するため、カードの有無が外側から見えにくく、盗難防止にも効果的である。
パナソニックは、今後もフィコサ社との協業を一層強化し、協業開発商品の拡大と受注獲得に向けて取組んでいくとしている。