マクラーレン新カーボン製モノセル、ハイブリッド対応 プロトタイプが完成
公開 : 2019.03.26 18:40
英国製の比率は50%から58%へ
マクラーレン第二の製造施設は昨年11月に落成式が行われ、ケンブリッジ公ウィリアム王子とバーレーン皇太子が出席した。同施設は、シェフィールドとロザラムの間、キャットクリフにあるアドバンスト・マニュファクチャリング・パーク内にある。
モノセルの本格的な生産は2020年に始まり、現在60名の従業員は200名以上に増える予定だ。
スピードテールやこれから発表される新型グランドツアラーも含め、マクラーレンの量産モデルに使われているカーボンファイバー製タブの製造は現在、オーストリア・ザルツブルクのカルボ・テックという会社に外注している。同社は引き続きマクラーレンにカーボンファイバー製コンポーネントの供給を行う。MCTCで製造するのは新しいモノセル・タブのみだ。
MCTC製タブが使われるようになれば、マクラーレンのクルマにおける英国製の比率は、現在の50%から58%に引き上げられる。
現在、マクラーレンと提携しているシェフィールド大学のアドバンスト・マニュファクチャリング・リサーチ・センターでは、45名の従業員が働いている。カーボンファイバー製タブの技術発展のために働いているこのチームは、200名に増える予定だ。
モノセル・タブの量産前試作バージョンは、シェフィールド大学の協力のもとで製作された。その一方、新施設では見習い工が仕事の訓練を受けている。