ロードテスト ベントレー・コンチネンタルGT ★★★★★★★★★☆
公開 : 2019.04.13 09:50
使い勝手 ★★★★★★★★★☆
イグニッションボタンを押すと、ウッドパネルの張られたダッシュボードの中央が回転して、12.3インチの超高精細を謳うMMIディスプレイが出現する。これは、ベントレー史上最大サイズのタッチ操作式ディスプレイだとか。これでナビゲーションやデジタルラジオ、車両のセッティングやスマートフォンとの接続など数多くの機能を操作する。グラフィックは鮮明で見やすく、メニューの切り換えは滑らかでレスポンスもいい。
伝統的なアナログメーターは、多機能デジタルディスプレイへと置き換えられた。ここにはナビゲーションの情報や、赤外線ナイトヴィジョンカメラのリアルタイム動画をはじめ、さまざまな画像を投影できる。
テスト車にはまた、ネイム・フォー・ベントレーこと最上級機種のプレミアム・オーディオシステムが装備されていた。6500ポンド(約98万円)と高額なオプションだが、リッチで朗々たるサウンドが楽しめる。一考に値するアイテムだ。
視界
ベリーグッド。着座位置は一般的なクーペより高めで、前方の見晴らしがよい。そのうえ、ピラーレス構造なので肩越しの視界もクリアだ。
燈火類
自動LEDマトリックスヘッドライトは、広大な前方視界を提供してくれる。ナイトヴィジョンとして機能する赤外線カメラの映像は、メーターパネル上に投影できる。
ステアリングとペダル
ペダル配置は申し分ない。ステアリングコラムも位置はバッチリなのだが、脚の長いドライバーならテレスコピックの伸びがもう少し欲しいはずだ。