ユーズドモデルの真実

これ以上値下がりしそうにないユーズドモデルを選ぶことのメリットは明らかだが、残念ながらデメリットも存在している。

まず、真剣にそのクルマの価値を保とうと思えば、運転することなく、空調の効いたガレージで保管しておく必要があるが、だからと言って、そんなことを提案したい訳ではなく、例え平均的な走行距離を重ねたとしても、今回ご紹介したモデルであれば、その価値を保つことができるだろう。それでも、残念だが、平均以上の走行距離を走らせた場合、状況はまったく違ってくる。

さらに、今回ご紹介したなかには、すでに相当古いモデルが含まれており、初代MX-5などは今年で30周年を迎えるのだから、こうしたモデルのキャビンに、すでにあって当然と思われる数々の現代的な装備を期待することはできない。それでも、ダッシュボード上にスマートフォンを設置して、社外品のBluetoothを使用すれば、ほとんどの不便は解決できるだろう。

では、最大のデメリットとはなんだろう？　それは保証無しで購入した場合、同じような新車と比べ、今回ご紹介した全てのモデルで、そのランニングとメンテナンスコストは高額にならざるを得ないということであり、これは避けようのない事実だ。

だが、クルマそのものの価値の減少幅が小さいか、まったく変わらないのだから、破産するような事態を招く前に、支払った金額を取り戻すことは可能だろう。

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