ボロボロ…でも予想の2倍で落札 掘り出し物の1936年式ベントレー、オークションに
公開 : 2019.03.27 19:10 更新 : 2020.12.08 18:39
ベントレー100周年を祝う今年。非常に希少なベントレーが、オークションに出品されました。4.5リッター・バンデン・プラ・ツアラーという美しいモデルです。ボロボロですが、予想を超える落札額に。写真24枚。
現存するのは1台のみ
創設100周年という記念すべきこの年に、ベントレーを1台どうだろうか。入念なレストアをする心構えと少しばかりのお金があれば手に入れられる。そんな掘り出し物のクラシック・モデルが、オークションに出品された。
これはそこらにあるただのベントレーではない。1936年式4.5リッター・バンデン・プラ・ツアラーは非常にユニークな1台だ。
では一体このクラシックはいくらで落札されたのだろう? オークション主催者は落札予想価格を15万ポンド(2222万円)から20万ポンド(2963万円)としていた。それだけの金額が用意できれば、オークション会場から持ち帰ることができたのだ。
結果は、44万4375ポンド(6489万円)! 予想価格の2倍である。
EMF 113のナンバープレートを装着しているこの個体は、1936年にベントレーの整備部門がストックパーツを使って組み立てた6台のうちの1台。そしてその6台の中でもこの車両だけが元のバンデン・プラ・ツアラーのコーチワークを保っている。ほかの個体はすべてル・マンスタイルのツアラーボディへと換装されてしまった。
1936年に出来上がって以来、所有したオーナーはたった2人しかおらず、2人目のオーナーは1952年に購入している。