スモールホットハッチの傑作 ルノー・クリオRSの中古車 シンクロには要注意
公開 : 2019.05.01 07:50
クリオRSの中古車 購入時の注意点
エンジン
カムベルトとウォーターポンプは5年か走行距離11万6000km毎での交換が必須だ。オイル交換は1万9000km毎となる。エンジン自体は丈夫であり、オイル漏れや異音とは無縁だ。
冷間時にギクシャクとした動きを見せることがあるが、ソフトウェアのリマッピングにより解決可能だ。ガソリンはハイオク仕様となる。
ギアボックス
初期の197では3速と4速のシンクロがすぐにダメになるが、2速にも問題を抱えている。冷間時、動きに硬さを感じるが、温まってくればシフトの渋さも解消されるだろう。
ブレーキとサスペンション
キャリパーに汚れが付着しておらず、状態に問題がないことを確認しておく必要がある(メンテナンス不足により、ピストンとピストンピンが固着する場合がある)。
フロントのスイベルハブに不具合が生じることがあり、ステアリングをロック・トゥ・ロックで回転させた際の異音とともに、高速走行時、左右どちらかに引っ張られるような感覚がないかを確認しよう。
サスペンションのスチールとアルミニウム部分の腐食により、固着が発生するため、ワイヤーブラシとシリコンスプレーでのメンテナンスが欠かせない。
ステアリングアームが摩耗することで、フィールが曖昧になる。フロントサスペンションからの異音に注意が必要だ。
シャシーとボディ
リアサブフレームと、フロントではラジエーターサポートに酷い錆が発生することがあり確認が必要となる。ボディパネルの隙間を精査することで、パネル交換と塗装時のオーバースプレーを確認することができる。
バルブ交換にはフロントバンパーを取り外す必要があるため、ヘッドライトが正常に機能するかもチェックが必要だ。