ヒットしそうで、しなかったクルマたち 14選

公開 : 2019.03.30 11:50

アルファ・ロメオ4C(2013年〜現在)

このクルマの構成要素だけを見ると完璧だ。専用設計のカーボンファイバー製タブに、ミドにマウントされた高回転型のやや大排気量なターボエンジンが組み合わされている。さらに美しいスタイリングに加え、アルファ・ロメオの名前、そして純粋なドライビング体験を兼ね備えている。

どこで間違えたのだろうか。それはそのセッティングだ。アルファのサスペンションは時折過敏すぎるきらいがある。その動きはまるで飛ぼうとする鶏のようだ。そしてサウンドも大きすぎて疲れてしまう。扱いにくいアルファは販売不振に陥りがちだが、4Cもそうなってしまった。正しい材料を間違った調理法で料理してしまったという良い例だ。

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