スマート株50%、中国ジーリーホールディングが取得 Bセグの車種拡充か
公開 : 2019.03.29 17:50
現在のスマート工場はメルセデス-EQを生産
ジーリーホールディングの李書福会長は次のように述べている。
「われわれはスマート・ブランドの価値に十分な敬意を抱いています。同等のパートナーとして、われわれはスマート・ブランドを世界的に推し進めていくことに力を注ぎます」
2022年に次世代型モデルが登場するまで、スマートの現行モデルは引き続きフランスのハンバッハとスロベニアのノヴォ・メストにあるダイムラーの工場で生産される。
ダイムラーはまた、将来的にメルセデス・ベンツ電気自動車EQシリーズのコンパクトカーを生産するための準備として、ハンバッハに約617億円を投資する。
合弁会社にはダイムラーとジーリーホールディングからそれぞれ3人ずつ、6人の取締役が就任する。
「ファイナンシャル・タイムズ」が今回の提携について最初に報じた際、財務面の条件は明らかになっていなかった。合弁事業の最終的な詳細については、2019年末までに決定する予定だ。
2018年、ダイムラーが世界中で販売した231万185台のうち、スマートは12万8802台に過ぎなかった。メルセデス・ベンツはスマート部門のみの利益を公開していないが、年々減少が続いていると思われている。