ほぼF1スペック ロータスT125、ワンオフのコレクターズカー いくらで落札?

公開 : 2019.04.08 06:10  更新 : 2020.12.08 18:05

ほぼF1マシン。ロータスのワンオフ・フォーミュラが、北米のオークションに出品されました。技術的には誰でも運転できます。ただし落札できたなら…。おいくらだったのでしょう? 写真20枚。

text: Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo: Ryan Merrill ©2019 Courtesy of RM Sotheby’s

 

2013年ロータスT125 フォーミュラ・プロトタイプとは

北米アメリアアイランドのコンクールデレガンスで、RMサザビーズが開催したオークション。各時代のアイテムカーを取り揃えていたのが特徴だったが、ここではイギリス車の話題をご紹介しよう。

アメリカ東海岸でポピュラーな存在である英国車だが、コレクターズ・オークション界では今ひとつといえる状態が続いている。ここで人気のアストン マーティンは全滅し、ビッグヒーレーも今ひとつ、往年のスターだったMG TDは164万円で終えてしまい、1995年ロータス・エスプリS4は753万円に留まり、バブルとは無縁の状況が続いている。

こうした英国車の中で気を吐いたのがロータスT125フォーミュラ・プロトタイプだった。ダニー・バハール体制になった2010年にブランド・イメージを高めるためにワンオフでフォーミュラ1規定に準じて製作されたマシンがT125である。

・ワンオフのプロダクション
・信じがたいことに、ほぼF1スペック
・膨大なスペアパーツ
・カラーリングはJPS

予想落札価格は40万〜60万ドル(4515万円〜6773万円)だった。

その存在はシークレットで2011年のオートスポーツ・インターナショナルで初めてその姿が公開された。

エンジンはコスワースのインディカー用をスケールアップしたものを搭載するため、購入後のメンテナンス性にも優れることから41万7500ドル(4676万円)で落札されている。

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