新型レンジローバー・イヴォークD180 中間グレードのディーゼルに試乗
公開 : 2019.04.02 10:15
6種類の4気筒エンジンを設定
実際は、ボディ構造で先代と同じものはドアヒンジのみ。99.9%が新しくなったと考えていいだろう。プレミアム・トランスバース・アーキテクチャと呼ばれる新しいプラットフォームを採用し、車内空間が広がっているだけでなく、マイルド・ハイブリッドやプラグイン・ハイブリッドにも対応する。
新しいイヴォークはほぼ同じボディサイズのままながら、ホイールベースのみ21mm延長されている。ランドローバーは、ディーラーに来た顧客の中には、多くのライバルと比べても狭い後部座席の広さを知り、購入に至らなかったケースが少なからずあったことを認めている。車内の狭さは先代のイヴォークの泣き所でもあったわけで、改善リストの最上位に位置づけられていたに違いない。
エンジンには6種類の4気筒エンジンが設定され、ガソリンとディーゼルで割合は半々となる。エントリーグレードのディーゼルエンジンを搭載したD150を除いて、すべてのグレードにトルクベクタリング4輪駆動システムと、48V電圧によるマイルド・ハイブリッドが採用された。
7年前なら、上級コンパクトSUVセグメントのライバルは多くはなかったものの、今はだいぶ競争相手が増えてしまった。車内空間だけでなく、その他の面でも、平均点以上は獲得しておきたいところ。今回はディーゼルの中間グレードで、英国の道を走ってみよう。