長期テスト BMW M135i(2) ビルシュタインのサスペンション装着
公開 : 2019.04.03 10:10
われわれが中古で購入したM135iのチューニング計画を進めます。特別なチューニングが施されたビルシュタイン製サスペンションを装着してみることにしました。鈍かった足回りは改善され、同時に乗り心地も安定性も向上したようです。
もくじ
ー 積算5万1026km サスペンションを変更
ー ひどい乗り心地の理由
ー 乗り心地も安定性も向上
ー 好きなトコロ
ー 嫌いなトコロ
ー テスト車について
ー テストの記録
積算5万1026km サスペンションを変更
まず手を加えるのはサスペンションだ。これが最も大きく手を入れる部分になるかもしれない。
BMWの電動ダンパー・コントロールは取り外し、新たにM135i専用チューンが施されたアイバッハ製スプリングとビルシュタイン製ダンパーを装着した。
Birdsはこのプロジェクトにともに取り組むチューニングのスペシャリストで、このサスペンションのために元レーシングドライバーのジェームス・ウェイバーと熟練レースエンジニアのピーター・ウェストンに協力を仰いだ。
彼らは既製品の中からこのクルマにあったサスペンションを選び、ダンパーカーブに合わせて、ビルシュタインにダンパーキットの製造を依頼した。結果、このサスペンションキットはBirds専売キットとなり、ほかでは買うことができない。装着には半日ほどを要し、価格は1554.23ポンド(22万円)、税金を含めると1865.08ポンド(26万6000万円)だ。
「まずはノーマル状態を試乗しましたが、控えめに言って驚きを隠せませんでした」ウェーバーはいう。「乗り心地が非常に悪かったのです。問題は、ドイツでは200km/hでの走行や5人乗車、限界まで積載状態状態で問題なく走行できる必要があるのです。