フォード、欧州で電動化モデル大量投入 エクスプローラーもPHEVに
公開 : 2019.04.04 12:10
欧州市場で苦戦を強いられているフォードは、事業再編の一環として大量の電動化モデルを投入する見込みです。また、フィエスタをベースにした新しい小型SUVも登場することが分かりました。
もくじ
ー エクスプローラーもPHEVに 欧州再上陸
ー 商用バンのトランジット、完全電気自動車に
エクスプローラーもPHEVに 欧州再上陸
フォードは来年から欧州のに数多くの新型車を投入し、大規模な電動化を始めようとしている。これらの新しい電動モデルには、フィエスタとフォーカスのマイルド・ハイブリッド、エクスプローラーのプラグイン・ハイブリッド、完全な電気自動車仕様のトランジット商用バン、そしてマスタングから着想を得てマッハ1と名付けられた電気自動車の高性能SUVが含まれる。
これら電動モデルの投入は、フォードが苦戦している欧州の事業を立て直すための一環だ。新型クーガを皮切りに、同社は全てのモデルにマイルド・ハイブリッド、ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド、完全電気自動車バージョンのいずれかを用意する。
欧州フォードの製品開発部門を率いるヨルグ・バイエルは、「すべての顧客はそれぞれ事情が違う」ため、「微妙に異なるパワートレイン戦略」が必要であると語っている。
電動SUVのマッハ1は、既にフォードがその登場を予告している。来年発売される予定で、WLTP認定の航続距離は370マイル(595km)になる。
7人乗りSUVのエクスプローラーは、新たにプラグイン・ハイブリッドのパワートレインを搭載して欧州に戻ってくる。3.0ℓV6ガソリン・エンジンと1基の電気モーターを組み合わせ、最高出力450psと最大トルク85.4kg-mを発生。電気のみで約40kmの距離を走行可能だ。