ドイツ4強、前年度比プラスはVWのみ なぜ全体は増? 「2019年3月に売れたインポートカー」

2019.04.06

2019年3月「インポートカー」新規登録ランキング

車名別インポートカー新規登録台数(1月からの累計台数順)

日本自動車輸入組合 乗用車、貨物、バス合計(カッコ内は前年比)

 

1位 メルセデス・ベンツ 7839台 (90.6%)
2位 フォルクスワーゲン 6475台 (100.3%)
3位 BMW 5962台 (95.2%)
4位 BMWミニ 3115台 (92.1%)
5位 トヨタ 2642台 (107.1%)
6位 アウディ 2306台 (64.6%)
7位 ボルボ 2074台 (109.7%:前年はボルボ・トラックを含む)
8位 日産 1452台 (66.9%)
9位 ホンダ 1005台 (63.0%)
10位 プジョー 1452台 (103.3%)

11位 ジープ 1135台 (86.1%)
12位 ルノー 1172台 (110.2%)
13位 フィアット 745台 (96.0%)
14位 ポルシェ 620台 (63.7%)
15位 ランドローバー 764台 (101.7%)
16位 ジャガー 774台 (143.6%)
17位 スズキ 572台 (129.4%)
18位 三菱 546台 (99.6%)
19位 シトロエン 368台 (82.3%)
20位 スマート 264台 (528.0%)

M・ベンツ 49カ月連続でトップ

外国メーカー車の3月のブランド別成績では、前年同月比9.4%減ながら7839台の新規登録を達成したメルセデス・ベンツが49カ月連続でのトップにつく。続く第2位には、同0.3%増の6475台を成し遂げたフォルクスワーゲンが前月と同順位で位置。第3位には、同4.8%減の5962台を記録したBMWがやはり前月と同様にランクインした。また、第4位には同7.9%減ながら3115台を登録したBMWミニが入り、ドイツ4強の一角であるアウディは同35.4%減の2306台にとどまって第5位に甘んじた。

ちなみに、日本メーカー車のトヨタ自動車は同7.1%増の2642台を記録し、これを含めた全体の輸入車のブランド別成績は、第5位がトヨタ自動車、第6位がアウディという結果となった。

トップ5以外の外国メーカー車のブランド別成績では、積極的な販売プロジェクトを実施する中堅ブランドの好調ぶりが光った。ボルボが前年同月比9.7%増(2074台)、プジョーが同3.3%増(1452台)、ルノーが同10.2%増(1172台)、ジャガーが同43.6%増(774台)、ランドローバーが同1.7%増(764台)、アルファ・ロメオが同22.1%増(342台)、アバルトが同15.8%増(323台)、スマートが同428.0%増(264台)という新規登録台数を成し遂げる。スポーツカーブランドの健闘も際立ち、ランボルギーニが同25.4%増(84台)、アストン マーティンが同156.0%増(64台)、フェラーリが同19.6%増(61台)、マクラーレンが同42.3%増(37台)を達成。また、高級車ブランドのベントレーは同153.3%増(76台)、ロールス・ロイスは同5.9%増(18台)を成し遂げた。

一方、2018年度を通しての外国メーカー車のブランド別順位は、前年度比2.2%減ながら6万6948台の新規登録を記録したメルセデス・ベンツが4年連続での首位に輝く。続く第2位には、同8.1%増の5万2044台を達成したフォルクスワーゲンが3年ぶりにランクイン。前年度第2位のBMWは同0.8%減の5万886台で第3位に落ちたものの、同じグループのBMWミニは同0.9%増の2万5794台を成し遂げて第4位に上昇する。前年度第4位のアウディは、同16.4%減の2万3917台で第5位に陥落した。

多くの中堅ブランドが好成績を果たしたことも2018年度の特徴だ。ボルボが前年度比12.9%増(1万8186台)、ジープが同6.2%増(1万1098台)、プジョーが同11.9%増(9986台)、ルノーが同6.0%増(7371台)、ランドローバーが同9.1%増(4239台)、ジャガーが同57.3%増(3759台)、シトロエンが同14.4%増(3655台)、アルファ・ロメオが同28.4%増(2606台)、アバルトが同15.1%増(2498台)、DSが同19.8%増(774台)と前年度超えを成し遂げる。

スポーツカーブランドの好調さも目立ち、フェラーリが同1.3%増(786台)、ランボルギーニが同9.3%増(538台)、アストン マーティンが同11.9%増(338台)、マクラーレンが同33.0%増(242台)、ロータスが同14.8%増(210台)を記録。また、高級車ブランドではベントレーが同26.6%増(510台)、ロールス・ロイスが同5.2%増(223台)を達成した。日本ブランドも健闘し、トヨタ自動車がハイラックスなどの導入で同25.1%増(2万3436台)、ホンダが新型シビックや新型NSXの導入で同98.3%増(1万3399台)という好記録を残した。

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