どんな感じ？

ひとクラス上の上質さと力強さ

先代と比較してボディサイズが大きくなっただけでなく、特にインテリアの質感が向上し利便性も高くなっているから、クルマとしてもひとランク上に上がったような印象を受ける。しかし最も大きな違いは、同じキアのe-ニロとも共通するが、今までのEVにつきまとっていた、不安や気遣いがほとんど不要になった、ということだろう。

TFT液晶画面に表示される航続距離は充分に長い数字で、従来のEVとは異なり、その減り具合はかなり穏やか。時には当初の航続距離よりも長く走れるほど、減りがゆっくりの場合もある。少し丁寧な運転を心がければ、走行可能距離の減るスピードを遅くすることもずっと容易になった。

もちろんEVならではの、ほとんど無音ともいえる走行を味わえるだけでなく、低速から中速域への加速時には、かなり力強いモーターのパワーを楽しむこともできる。アーバン・クロスオーバーとして、都市部での移動に本当にマッチしていると思う。一切の排気ガスを出すことなく、速やかに加速し交通の流れに溶け込み、渋滞でも半自律運転で安楽にこなすことができる。しかも、クルマとしての快適性も不足はない。

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