2018年度の日本車販売、3年連続でプラス その主要因は? 「2019年3月に売れた日本車」
2019.04.11
2019年3月 車名別販売台数ランキング
1位 ホンダN-BOX 2万6418台
2位 スズキ・スペーシア 1万8848台
3位 ダイハツ・タント 1万8525台
4位 日産ノート 1万6647台
5位 ダイハツ・ムーヴ 1万5798台
6位 トヨタ・アクア 1万5874台
7位 日産デイズ 1万5848台
8位 トヨタ・プリウス 1万5541台
9位 スズキ・ワゴンR 1万3902台
10位 日産セレナ 1万2420台
11位 ダイハツ・ミラ 1万2199台
12位 トヨタ・ヴィッツ 1万977台
13位 トヨタ・ヴォクシー 1万972台
14位 ホンダ・フィット 1万813台
15位 トヨタ・シエンタ 1万799台
ホンダN-BOX 19カ月連続首位
3月単月の乗用車の車名別ランキングは、依然として軽自動車の強さが目立った。首位に立ったのは一昨年9月に全面改良を行ったホンダN-BOXで、前年同月比1.6%減ながら唯一2万台オーバーの2万6418台の販売を記録して19カ月連続でのトップに輝く。続く第2位には、昨年12月にSUVデザインのギアを設定して同0.7%増の1万8848台を達成したスズキ・スペーシアが前月と同様にランクイン。第3位には、昨年12月にお買い得グレードのVSシリーズを発売して同17.4%増の1万8525台を成し遂げたダイハツ・タントが前月と同順位で入り、7カ月連続でトップ3を軽自動車が占有した。登録車のトップに立つ日産ノートは、同14.0%減の1万6647台ながら前月から1ランクアップを果たして第4位に位置。
また、昨年12月にディーラー装着の純正部品として踏み間違い加速抑制システムを設定したトヨタ・アクアは同7.4%増の1万5874台を達成して2ランクアップの第6位、昨年12月にマイナーチェンジを図ったトヨタ・プリウスは同0.9%減の1万5541台で1ランクダウンの第8位、新型車への移行に伴い買い控えがあった日産デイズは同2.4%減の1万5848台で3ランクダウンの第7位に入った。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この割合になるのは、17カ月連続である。
注目の新型車の販売成績を見ていこう。トコットの販売が好調なダイハツ・ミラは同6.1%増(1万2199台)を成し遂げて第11位、1月に誕生20周年記念特別仕様車を発売したトヨタ・ヴィッツは同8.4%増(1万977台)で第12位、昨年6月にハッチバックモデルのスポーツを追加したトヨタ・カローラは同21.0%増(1万549台)で第16位にランクイン。昨年10月に一部改良を行ったトヨタ・アルファードは同4.8%増(7596台)で第22位、昨年6月に全面改良を実施したトヨタ・クラウンは同112.6%増(5748台)で第34位、2月に大がかりな商品改良を行った三菱デリカD:5は同181.9%増(5288台)で第37位、昨年7月にフルモデルチェンジしたスバル・フォレスターは同132.2%増(5049台)で第39位、昨年11月に商品改良を図ったマツダCX-8は同1.2%増(4392台)で第43位に位置する。
また、昨年7月にフルモデルチェンジし、今年に入ってから増産体制に入ったスズキ・ジムニーは同171.7%増(3972台)で第45位、スズキ・ジムニーシエラは同1238.4%の大幅増(1499台)を成し遂げて第63位に、昨年11月に一部改良を図ったダイハツ・トールは同56.0%増(3959台)で第46位に、昨年10月に新グレードのスタイルを追加したダイハツ・ブーンは同85.9%増(1366台)で第65位に入った。
さらに、昨年11月よりハイブリッドモデルの販売を開始したホンダCR-Vは3480台の販売を記録して第47位に、昨年11月にリリースされた新型レクサスUX250hは2078台を記録して第56位に、昨年10月に登場した新型レクサスES300hは1583台を販売して第60位に、昨年12月にミディアムクラスのハイブリッドセダンへと生まれ変わったホンダ・インサイトは月販目標の1000台を超える1535台を販売して第61位に食い込む。昨年7月にデビューした新型軽バンのホンダN-VANは、月販計画3000台を大きく上回る5583台の販売台数を達成した。
続いて2018年度の結果を確認しておこう。