メルセデス-AMG A45の中古車　購入時の注意点

エンジン

整備記録は完全な内容が欲しい。初期モデルのターボは耐久性が低く、保証の範囲内で交換されているケースが多い。コンプレッサーの圧力を逃がすアンチサージ・バルブが付いておらず、タービンブレードへ圧力が集中してしまい、寿命を短くしてしまう。早めの点検をしておきたい。

トランスミッション

正常なら動作は極めて滑らかで、減速時にエグゾーストからパリパリという破裂音を発する。DCTアッセンブリーに不具合があり、リコールをかけている。

サスペンションとブレーキ

A45のブレーキは比較的軽い操作感だが、ハードブレーキングはディスクとパッドを激しく消耗させる。ディスクの状態などの目視と、コマンドシステムを介してのチェックをしておきたい。

電気系統

電気系統の不具合は稀で、発生している場合は事故を起こしたことが原因の場合もある。電気系統の修理は極めて高価なため、ダイアグノーシスを備えた整備工場でECUのエラーなどを見てもらうことが、高額の出費を抑えることにつながる。

ボディ

ボディの錆は基本的に発生しにくい。エアロキットが装備されている場合、オリジナルのパーツでレプリカ品ではないかどうかを確認したい。レプリカはフィッティングも悪く、保ちも悪い。

インテリア

バケットシートはかなりタイトな作りで、サイドサポートはすり減りやすく、見た目も悪くなる。オプションのクロスとレザーの組み合わせのシートは、汚れが溜まりやすく、小さい子供がいる場合などは避けたほうがいいだろう。また上質なインテリアの上張りの内側でのダメージは、一見わかりにくい。

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