専門家の意見を聞いてみる

コリン・ジャクソン（メルセデス・ベンツ、メルセデス-AMG専門店、プロジェクトスリー代表）

「メルセデス・ベンツ製のほかのハイパフォーマンス・モデルと同様に、A45もかなり専門的な知識に基づいた整備が求められます。多少の知識があっても、普通のクルマのように扱うのは避けたほうがいいでしょう。われわれのような専門店にお任せください」

「フロントとリアのウイングにリアスポイラーを装備したエアロパッケージを装備したクルマが人気なようです。私的には標準のスタイリングの方が、羊の皮をかぶった狼のようで好きです」

「今まで個人的に4台を乗り継いでいますが、私感ではアウディやフォルクスワーゲンなどのライバルよりも秀でていると思います」

知っておくべきこと

初期のA45は見た目の主張が弱く、多くのオーナーが何らかのエクステリア・オプションを選んでいる。それらのオプションは、すべてが価値があるとは限らない。最も人気が高いのはエアロキットやパノラミック・グラスサンルーフなど。AMGパフォーマンス・エグゾーストも人気だが、自分の感覚としてうるさく感じないか確認しておきたい。

いくら払うべき？

2万〜2万2999ポンド（290万〜334万円）

2013年から2014年式で、走行距離は5万6000kmから12万8000km前後。

2万3000〜2万4999ポンド（335万〜362万円）

2015年式で走行距離6万4000km程度のクルマが中心。

2万5000〜2万7999ポンド（363万〜404万円）

オプションも充実した、2015年式モデルで走行距離も少なめ。

2万8000〜3万1999ポンド（405万〜464万円）

2016年式の1万6000kmから5万km前後のクルマが中心。

3万2000〜3万4999ポンド（465万〜509万円）

2016年から2017年式の低走行距離のクルマが多い。

3万5000〜3万7999ポンド（510万〜549万円）

2017年式から2018年式のクルマも混ざってくる。

3万8000〜4万2000ポンド（550万〜610万円）

ほぼ新車に近い状態で、オプションもかなり充実している。2016年に発売された特別仕様車、ペトロナス2015WCエディションも2台含まれていた。1台は3万2000kmで4万ポンド（580万円）で、もう1台は2万kmで4万2000ポンド（610万円）となっていた。

掘り出し物を発見

メルセデス-AMG A45　登録2013年　走行9万5000km　価格2万1495ポンド（311万円）

この価格帯には整備記録の整ったA45が多数流通しているが、このクルマはAMGパフォーマンス・エグゾーストにエアロボディキット、サウドシステムなどを備え、かなりの注目の1台。メルセデス・ベンツ・ディーラーでの整備記録もしっかり揃っている。

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