ルノーEV新型「ゾエ」 先代リーフのプラットフォーム クリオ似の姿に

公開 : 2019.04.10 11:50

今年の夏までには登場するとみられる次期ルノー・ゾエは、新たにいちから設計されるよりも、クリオに似たデザインの大幅アップデートが中心になるとみられます。先代リーフのプラットフォームを利用しています。

もくじ

次期ゾエ 現行よりも競合性高める
プラットフォームは先代リーフがベース
デザインのアップデートは軽微なものに
ルノーEVの今後の計画は

次期ゾエ 現行よりも競合性高める

第2世代目のゾエは初代よりもより競争率の高い市場に投入され、ライバル車種に対してより競争性を高めなければならない。

ルノーのデザイン部門トップ、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーは「ゾエが投入される2020年には、地位を確立するための競争は激化するでしょう」と語る。

今回のアップデートには内装の刷新も含まれ、これは新型クリオのものからインスピレーションを受けたものになる。

また、持続可能な素材も使用されるとのこと。ヴァン・デン・アッカーはこれらの使用に関して、「EVはより環境に優しくあるべきというわたしたちの理念に沿ったもの」としている。

プラットフォームは先代リーフがベース

新たなゾエはルノー・三菱日産アライアンスの下で共有される専用プラットフォームを採用する。現行の日産・リーフとプラットフォームをシェアするよりも、2011年の初代リーフが採用するプラットフォームを改良したものになる。

今後登場が予定されているミッドサイズEVにも採用が期待される専用プラットフォームは、WLTP下で400km以上の航続距離を目指す大容量バッテリーの搭載が可能となる。これは現行ゾエR110が旧NEDC基準でテストされた305kmという航続距離を大きく上回る。

だが、次期ゾエはヒュンダイ・コナ・エレクトリックが持つ469kmの航続距離には達しないだろう。ルノーの欧州部門トップ、ジャン・クリストファー・クグラーは「航続距離において大きな転換点となるのは300kmです。この目標はゾエにとって難しいものではなく、現在のものでも十分に消費者の需要に見合ったものだと認識しています」とAUTOCARに語った。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事