ルノーEV新型「ゾエ」 先代リーフのプラットフォーム クリオ似の姿に
公開 : 2019.04.10 11:50
デザインのアップデートは軽微なものに
最初に撮影されたスパイショットはカモフラージュ姿のゾエがテスト走行を行なっている様子を写している。だが、ボディ全体のデザインは劇的に変化しないことがここからわかる。
現行クリオに近いフロントデザインや、LEDヘッドライト、よりカーブしたデザインとなったリアのデザインなどが主な変更点だろう。ルーフには大きめの突起などが見られるが、これもカモフラージュの一部だろう。
ゾエの価格が判明するのももう少し先になるだろうが、ルノーは市場での競合性を高めるためにも価格は現行のものとさほど変わらないものになるだろう。
出力や航続距離、装備の違いによる様々なグレードが用意される。これにより、ルノーは価格を据え置きながらも、消費者に対してより上位のグレードを売り込んでいくことが可能だ。
ルノーEVの今後の計画は
ルノーは未だに2つ目の電気自動車を投入していないが、今後も既存から派生するという形よりも、EV専用に設計された車種に注力していくとヴァン・デン・アッカーは明かした。
「2つのアプローチの仕方があります。電気専用のモデルを作るか、既存の派生を作るか。わたしたちは専用のモデルを作りたいと考えます。アライアンスによって生まれた経済性もあります。専用設計を用いることで、特に室内空間などをより自由に作ることができます」と語った。
「次のEVたちはゾエの延長線上にあるものです。披露するのが待ち遠しいです」と付け加えた。
これ以上の詳細は判明していないが、ルノーはゾエを含む8つの電気自動車を2022年までに投入することを目指している。