フォルクスワーゲンとフォード 中型ピックアップを共同開発へ アマロック後継
公開 : 2019.04.10 18:40
相次ぐ大メーカー同士の提携
フォルクスワーゲンとフォードは両社とも、欧州市場に新型電気自動車の投入を切望している。欧州ではますます厳しくなる排ガス規制が、自動車メーカーと、ガソリンおよびディーゼル車の販売を圧迫しているからだ。フォルクスワーゲンは以前、2025年までに2〜300万台の電気自動車を生産する計画があると発表した。
フォードとフォルクスワーゲンは、BMWやダイムラーと共に、欧州全域にわたる超急速充電設備ネットワークの開発を手掛けるイオニティに共同出資している。
自動車メーカー同士によるこの種の提携は初めてではない。昨年、ホンダはゼネラルモーターズの自動運転部門に27.5億ドルを出資すると発表した。この日本と米国の企業は、自動運転タクシー事業の分野で、アップルやグーグルといった巨大テクノロジー企業に挑む計画だ。
世界中のメジャーな自動車メーカーが、国際的な大気汚染と温室効果ガス削減に向けた法制定のもと、排ガスを出さない電気自動車と自動運転車の研究開発にもっぱら関心を移し始めている。