世界ご長寿モデルランキング トップ33 33位~23位

公開 : 2019.04.13 12:10

28位:フィアット・パンダ(1980~2003)-23年間

初代パンダはシトロエン2CVルノー4に刺激を受けて生み出されたモデルだ。フィアットでは、開発部門に対し、このクルマをミニマルなインテリアと動力性能を組み合わせた、丈夫でシンプルなモデルにするよう指示し、エクステリアデザインを担当するイタルデザインにも同じことを求めた。

全員がこの理想を掲げて開発を行った結果、初期モデルが搭載したのはフィアット126の空冷2気筒エンジンであり、リアサスペンションには、ときに批判の対象ともなったリーフスプリングが採用されていた。

その長きにわたる現役期間中には、4 x 4モデルや、樹脂製パーツでボディを延長したバン、さらには2シーターの電動モデルなど、さまざまなバリエーションモデルが登場しており、トリノにあるフィアットの工場からは、実に450万台ものパンダがそれぞれのオーナーのもとへと旅立っている。

生産終了から14年を経過しても、初代パンダはイタリアのみならず、フランスの一部でも日常の風景の一部となっている。

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