ロンドン超低排出ゾーン規制施行 基準オーバーは課金 クラシックは一部免除も
公開 : 2019.05.12 10:50 更新 : 2019.05.13 18:05
さらなる規制強化も
ULEZの主な目的は、ロンドン市内の大気汚染を改善することにある。これは前市長のボリス・ジョンソンによって提言され、現任の差ディック・ハンが実現したものだ。ハンはこの政策はNOxやPMの子どもたちへの影響を減らすため必要不可欠だと考えている。
「ロンドンのひどい空気を改善し、市民の健康を守るためには大胆な施策が必要です」と彼はいう。「大気汚染は英国全体の問題でもあり、市民の皆さんがこの空気を吸って寿命を縮めている現状を放っておくわけにはいきません」
当面はULEZによる影響を受ける車両は比較的少なく、ロンドン交通局の試算ではロンドン中心部の交通量はわずかに5%程度の減少にとどまるという。しかし、これで終わりではない。2021年10月25日には、ロンドン全体をカバーする広い範囲へと拡大されるのだ。
その時点では、1日あたり10万台のクルマおよび3万500台の万、そして3000台のトラックが影響を受けるという。これは大気汚染の軽減はもちろんだが、ロンドン市にとっても非常に大きな収益が見込めるだろう。
そしてそれと同時により多くのクラシックカーオーナーも影響を受けることになる。今のうちにクラシックを存分に楽しんでおくことをおすすめしたい。