戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 後編
公開 : 2019.04.28 18:50 更新 : 2019.05.04 13:03
4:トヨタTS020 GT-One(1998年)
公道仕様もレースカーと同じ609psを発するV8ツインターボエンジンを搭載し、その最高速は380km/hに達していたが、排ガス規制に適合するための触媒コンバーターを積んで、燃料タンク容量は削減されていた。
だが、このクルマ最大の秘密は別のところにある。
GTカーでは、スーツケースを収容することのできるストレージスペースの確保が義務付けられていたが、トヨタは、理論的にはスーツケースの収納も可能な燃料タンクをトランクスペースと主張し、周囲を黙らせることに成功していた。