自動車メーカーを救ったモデルたち 18選 前編
公開 : 2019.05.11 09:50 更新 : 2019.05.13 18:07
アルファ・ロメオ・アルファスッド(1972-1983)
スポーティな後輪駆動車がアルファの十八番で、1399ポンド(19万7000円)のアルファスッドは発売前から例外的なモデルと見なされていた。ハッチバックスタイルのボディに、フィアット製4気筒エンジンが前輪を駆動するパッケージは、2年後に発売されたフォルクスワーゲン・ゴルフと同様のものだ。
名前はイタリア南部(「スッド」)のナポリに新設された工場に由来している。革新的な設計だったが、製造品質やボディの錆に関して問題を抱えていた。
問題はあったが、すぐにアルファスッドは快活なエンジンを搭載した優れたハンドリングハッチとして評判を呼んだ。
イタリア国内ではアルファらしい走りと見なされたが、ほかの市場では慣れが必要だが、病みつきなるような独特のモデルだと感じられたようだ。それでも11年間で38万7734台が販売され、1980年代に向けてアルファの財政維持に貢献した。