自動車メーカーを救ったモデルたち 18選 前編
公開 : 2019.05.11 09:50 更新 : 2019.05.13 18:07
ボルボ700シリーズ(1982-1992)
当時、ボルボは高い安全性や耐久性のイメージを維持していた。そのため740や760で高級セグメントに参入することで、簡単にメルセデスのワゴンに代わるような存在になることができた。
荷室は広大ながら、製造品質の低さから壊れやすく見えたが、意外なまでの走りの良さは大きなインパクトを与えた。
後輪駆動のシャシに快活なエンジンが組み合わされた結果、740や760は痛快で、ターボモデルなら0-96km/h加速は8.0秒と、かなりの速さを誇った。
生産が終了し900に引き継がれるまで、ボルボは120万台の700シリーズを生産した。ボルボは700で、豊富な資金だけでなく今日まで続く高級なイメージを手に入れたのだ。