自動車メーカーを救ったモデルたち 18選 後編
公開 : 2019.05.12 07:50 更新 : 2019.05.13 18:06
ベントレー・コンチネンタルGT(2003-2011)
ベントレー・コンチネンタルGTほど2003年に待望されていたクルマは数少ない。 それまで英国・クルーから送り出されるクルマは年1000台に過ぎなかったが、フォルクスワーゲンの傘下となることで改善されただろうか。
その答えがコンチネンタルGTだ。スリークなクーペスタイルには4人分のシートが用意され、搭載されるのはもちろん、560psを発揮する6.0ℓW12ツインターボエンジンだ。3200人が発表前にもかかわらず予約したのもうなずける。
コンチネンタルGTはベントレー初の四輪駆動モデルでもあり、ショールームに殺到する裕福な人々が年中使用するにはぴったりだ。発売年だけで6896台のコンチネンタルGTが販売され、コンバーティブルのGTCを含めると初代は4万台以上が販売された。
コンチネンタルGTが生まれなければ、ベントレーも歴史上のブランドとして消滅してしまっていただろう。