100台目のBACモノ、特別なボディカラー纏う 自動車ミュージアムへ
公開 : 2019.04.16 17:20 更新 : 2021.03.11 15:57
創立10周年を迎えたBACの、記念すべき100台目のBACモノが完成し、デンマークの自動車博物館へ納車されます。モノ#100と名付けられたこのクルマには、カーボンが透けて見えるブリティッシュレーシンググリーンのボディカラーが採用されています。
もくじ
ー カーボンが透けて見えるグリーンの塗装
ー BAC社は創立10周年
カーボンが透けて見えるグリーンの塗装
記念すべき100台目のBACモノが工場の生産ラインをロールオフした。このクルマはデンマークの自動車博物館へ届けられる。
しかし、それは普通のモノではない。このモノ#100と名付けられたクルマは、ボディワークのカーボンファイバーが透けて見えるブリティッシュレーシンググリーンで塗装されている。このカラーリングがBACのクルマに採用されたのは初めてだ。
さらにこのモノは、運転席のヘッドレストに金の文字で「シャシー100」と書かれた金属プレートが埋め込まれている。インテリアは他の部分にも金のステッチが施された特別仕様だ。
BAC社は創立10周年
このクルマを購入したのはデンマークのアッセンスという街にあるStrøjer Samlingen自動車ミュージアム。このミュージアムには、デンマーク王族の公用車や映画「007」シリーズに登場したボンドカー、マクラーレン、ブガッティ、フェラーリ、ケーニグセグなど、120台以上の素晴らしいクルマが所蔵されている。そこに加えられる100台目のモノは、イアンとニールのブリッグス兄弟がBAC社を創立してから10周年の記念にもなる。
ニール・ブリッグスは次のように語っている。「モノ#100の納車は当社の歴史における大きな記念碑となります。しかし、これからも注目していただきたい。近い将来、BACからさらにワクワクするようなクルマがたくさん登場します」
2012年に最初の1台が発売されたモノは、世界で唯一の公道走行可能な1人乗りスーパーカーだ。BACは現在、リバプールにある工場で1ヶ月に3台のモノを生産している。