ジェッタ、VWブランド名に 中国向け まずはセダン1種/SUV 2種
公開 : 2019.04.16 21:50
まずは1車種のセダンと2車種のSUVから
最初にジェッタ・ブランドに投入されるモデルは、VA3、VS5、VS7の3台。今年の第3四半期に販売開始が予定されている。
全長4487mmのVA3は、現在ジェッタという名前で販売されている中国市場向けセダンの名前を変えたもの。5人乗り全長4400mmのVS5と、7人乗り全長4600mmのVS7は、それぞれセアト・アテカとセアト・タラコをベースにしたSUVだ。
セアトは現在、中国で販売されていない。ジェッタ・ブランドと統合して中国市場に投入されることによって、このスペインの自動車メーカーには大きな経済効果がもたらされる見込みだ。
さらにセアト・アローナをベースにしたコンパクトSUVのVS3が、将来的にジェッタ・ブランドに追加される可能性もあるが、まだ発表されていない。
モデル名からブランド名へ
スタックマンは次のように付け加えた。「中国において、ジェッタはわれわれフォルクスワーゲンにとって非常に価値の高い役割を果たしています。かつての欧州におけるビートルのように、大衆にモビリティをもたらしてきました。フォルクスワーゲンによって開発され、中国で生産されるジェッタは、この国にしっかりと根付いています」
「今日まで、ジェッタはフォルクスワーゲンで最も人気の高いモデルの1つであり、本物のアイコンです。それがこの名前を、単独のモデル名から、複数のモデルを揃えるブランド名へと発展させることにした理由です」
最初に投入されるジェッタの3モデルには、ブランドに共通するグリル・デザインが与えられる。これは最初にフォルクスワーゲンが公開したVA3のスケッチで既に描かれていたものだ。これらのモデルは、フォルクスワーゲンとFAWが共同で運営する中国・成都市の工場で生産される。
フォルクスワーゲンは2018年に、単一の市場としては最多となる311万台のクルマを中国で販売している。