テスラ対抗のEVブランド 吉利(ジーリー)が設立 セダン発表 上海ショー
公開 : 2019.04.17 18:40 更新 : 2019.04.17 18:44
2025年までに10車種投入
ジオメトリーには、すでに2万7000件を超える注文が入っているとか。その67%が、シンガポールやフランス、ノルウェーといった国外からのオーダーだという。
吉利では2025年までに、ジオメトリーブランドで10車種のニューモデルを発売する予定で、その中にはセダンのほか、SUVやミニバンも含まれる。いずれも専用プラットフォームを投入し、ジオメトリー独自の販売チャンネルを通じてデリバリーされる計画だ。
新ブランドの名称について、吉利はこんな声明を出している。「その名前の由来は数学における幾何学で、数千年の昔に世界を見たままに描写すべく生まれた学問です。ジオメトリーブランドは、吉利の未来の展望そのものです。そこでは、テクノロジーは持続可能な環境と安全な移動手段をつくり出すために使われ、人と自然の関係を調和へと導くのです」
今や吉利は自社名義ブランドのほか、ボルボ/ポールスターやロータス、プロトン、Lynk&Co、ロンドンタクシーを生産するLEVCなどを傘下に擁し、ダイムラーの株式を保有し、スマートへも多額の出資をしている。そのため、そのハードウェアやテクノロジーは、国をまたいで共有されることになっていくだろう。