ふしぎなモノも? 米国車、ダッシュボード進化の歴史 前編

公開 : 2019.04.29 05:50

シボレーコルベット(1953年)

初代シボレー・コルベットの魅力は、パワーではなく、まるでコンセプトカーのようなそのスタイリングにあった。

その未来的なデザインはキャビンにも及び、このクルマのデザイナーは、ダッシュボードを左右対称にするとともに、スピーカーを速度計のような形状にして、そのなかに埋め込んでいる。

さらに、6つのメーターをダッシュボード下側に並べると、デザインの連続性を保つべく、イグニッションキーはその左側に配置されている。

当時、ダッシュボードの右側に置かれた回転計について、このクルマのオーナーは、助手席パッセンジャーからのほうがよく見えるとジョークを飛ばしていたほどだった。

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