ふしぎなモノも? 米国車、ダッシュボード進化の歴史 前編

公開 : 2019.04.29 05:50

インペリアル・クラウン(1960年)

クライスラーの最高級ブランドであるインペリアルは、1960年に登場したクラウンのオーナーに、ジェットエンジン時代の雰囲気を感じて欲しいと考えたようだ。

このクルマのデザイナーは、楕円形をしたステアリングの後ろに、電界発光照明を持つジェットタービンに似せたふたつのメーターを配置するとともに、その両側にはボタンを垂直に並べている。

左側に置かれたボタンで、ドライバーはオートマティックのギアシフトを行うとともに、右側のボタンではエアコン操作が可能だった。

インペリアルでは、121ドル(2019年現在では1000ドル/11万2000円に相当)のオプションとして、電動回転シートを用意していた。

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