ふしぎなモノも? 米国車、ダッシュボード進化の歴史 後編

公開 : 2019.04.29 18:50  更新 : 2019.05.04 13:03

リンカーン・タウンカー(1990年)

1990年代、リンカーン・タウンカーは自分を見失いかけていたのであり、伝統に裏打ちされたボディ・オン・フレーム構造の巨体を維持しつつ、キャビンにはより曲線的なダッシュボードと、当時入手可能だった移動電話、さらにはデジタルインストゥルメントクラスターが採用されていた。

速度計と回転計、燃料計といったメーター類は、まるで目覚まし時計のようだったが、先代モデルでもすでにデジタル化が進められており、このクルマを購入するひとびとにとっては、驚くようなデザインではなかった。

1991年には、アナログ式メーターへと変更されたものの、1992年にはオプションとしてデジタル式が復帰するとともに、1993年には再び標準採用されている。

1998年デビューの後継モデルでは、ふたたびアナログ式メーターへと回帰したものの、速度計の両サイドにはスクリーンが残されていた。

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