自動車メーカーを救えたかもしれない、輝いて消えたコンセプトカー 前編
公開 : 2019.04.20 05:50 更新 : 2020.12.08 10:40
オールズモビル:O4(2001年)
オールズモビルは若い世代への訴求力を高めるべく、抜本的にクルマづくりを見直すコンセプトカーを発表する。2ドアの4シーター・コンバーティブル・ボディに取外し可能なタルガトップを備え、他にはないほど高いベルトラインを備えるという、型破りなエクステリアデザインを施したのがO4。大胆なボディの内側には、オペル・アストラのプラットフォームが隠されていた。オールズモビルは様々な手を打っていたのだ。
オールズモビルは2代目アレロがO4のデザイン・インスピレーションを得たクルマになるだろうと主張していたが、2004年に量産化されることもなく、オールズモビルのブランドは消えてしまう。